食品工場に就職・転職を考えている人が知っておきたい3つのこと

転職・就職

食品業界に就職しようとする就活生、需要が安泰な食品業界に転職を考えている人へ知ってほしいことがあります。

たとえば、人付き合いやコミュニケーションが苦手で営業はちょっと向いていないと考えて製造現場希望したが、製造現場内での閉じた人間関係に気が滅入ってしまった。

食べるのが大好きで、自分で美味しい商品を開発して世の中の人々を喜ばせたいと考えている人。

退勤後、夜に製造現場から問い合わせの電話がかかってきてノイローゼ気味。

食品工場を数社経験し、業者の立場からも食品工場に関わり続けるsabaeの考察を紹介します。

食品工場は安定している?食品工場の現状

製造現場の仕事の様子

製造現場は以外に人が多い

製造している商品にもよりますが、日は機械化が進んでいるから、製造現場内は人は少ないだろう、と考えている人もいるでしょう。

しかし、食品の製造現場はまだまだ人の手が必要な場面が多く、意外とマンパワーで対応しています。

特に、弁当の盛り付けはまだまだ機械化が難しく、ラインに数十人がズラッと並んで盛り付けています。

大部分がパートの女性や外国人のアルバイトの方という現場が少なくありません。

高圧的に指示を出すと古株のパートの女性に嫌われて協力してもらえず、泣くはめになることも。

作っている製品で命運が分かれる

①食品業界は製造している製品で休日が全く違う

同じ食品業界でも製造品目や取扱商品により、製造現場の忙しさや仕事の段取りが変わります。

例えばコンビニ弁当や製パン、惣菜といった、いわゆる「日配食品」と呼ばれる、消費期限が短いアイテムを製造している工場

もちろん作りだめは出来ず、工場は365日24時間動かしている会社多いです。休みはシフト制。

一方、製茶・冷凍食品・乾物などは賞味期限が長く、繁忙期を除けばある程度生産調整が出来ます。

例えば、暦では祝日⇒平日⇒休み⇒休みという週は、祝日と平日を入れ替えて3連休にして、工場を連続で稼働する、ということもあります。

食品工場のお仕事〜現場からキャリアまで〜

営業職・開発職

工場仕事を取ってくる営業職。また、花形職業の開発職。会社の中で数字を持ってくる人間が出世しやすいのは食品工場でも変わりありません。

工場の営業担当は、新商品のコンペに参加、既存顧客を訪問し、新たなニーズの吸出し、この会社それぞれに独自の得意分野を持ているので、得意分野を活かした提案などをして、商品を提案します。時には配送業務を兼ねる場合があります。

また、魅力のある商品を開発しする開発職も人気ではないでしょうか。

営業担当が取引先などからヒアリングした情報や顧客の要望に答えて色々な商品を開発します。

美味しい商品を開発することも必要ですが、商品開発のための食品表示の知識、食品添加物の知識、規格と違った原料が入ってきた場合、使用するかどうかの判断もしたりします。

生産管理・情報システム・物流

工場の在庫管理や原料の手配、製品の生産の数量や進捗状況を管理する生産管理、その社内生産システムや取引先独自のシステムなどの取りまとめを行う情報システム、製造した商品の出荷を担当する物流部門があります。

品質管理・品質保証

製品の安全の番人、不良品を少なくともする品質管理、工場の品質の高さを外部に提示する品質保証。

総務・人事・経理

工場で使用する消耗品(手袋)や雑多な処理。トップの役職や事務長と呼ぶ工場もあります。給与計算や人員の採用・退職処理を行う人事、売上金の管理を行う経理職。

製造職・工務

工場の心臓部門の製造職。熱加工や下処理、調合・盛り付け・充填など、工場の製造アイテムにより役割は様々あります。

スーパーで並んでいる商品はこうやって作られるのか〜と感動したものです。もちろん、家庭での料理や飲食店での調理とは異なり、根本的に量が違います。

唐揚げを10時間揚げ続けたりすることも。

その工場の設備を保全し、現場を支える工務。製造職のトップは工場長、工務出身の工場長もいます。

メーカーとベンダーの違い

ベンダー

主にコンビニの日配食品を製造している工場をベンダー工場、デイリーメーカーと呼ぶ事が多いです。

メーカー

ナショナルブランド(NB)やプライベートブランド(PB)を製造している工場をメーカーと呼ぶ場合が多いです。

OEMメーカー

受託製造をメインに手がけている工場がOEMメーカーとなります。

まとめ:食品工場で働く場合に知ってほしいこと

以上の事を納得して、自分にあった食品工場に就職してください。

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