集合住宅で燻煙剤を使う時の注意すべき2つのポイント

PCO

突然現れるゴキブリやダニ。忍者のように現れるゴキブリは怖いし、ダニに噛まれると痒いし、一刻も早く何とかしたい!そんな時、燻煙剤を使ってサッと駆除したいですよね。

元害虫駆除屋のsabaeが集合住宅で燻煙剤を使う時の注意点を解説します。

集合住宅で燻煙剤を使う時に気を付けること

まず、燻煙剤を使う時に気を付ける事が2つあります。

この記事を読んで頂ければ、ご近所トラブルも回避して、いや〜な害虫とお別れ出来ること間違いなし!

  1. 自分の部屋の保護(養生・煙感知器などのセンサー)
  2. 自分の部屋の周囲への影響

以上の2点に関するポイントを知らないと、ご近所トラブルの元になったりするので今から解説します。

燻煙剤のタイプ

自分の部屋を保護するための下準備をするためには、今からどのような燻煙剤を使おうとしているのか把握しないと、適切な段取りが出来ません。そこで、燻煙剤のタイプについて解説します。

煙タイプ

使用時に蓋の着火部で本体のマッチ棒の様な部分に擦り付け、火を起こして内部の殺虫剤成分を燃焼させる事で煙を噴霧するタイプです。

このタイプで気を付ける事は次の4つのポイントです。

  1. 煙感知器に反応するので、しっかり養生する。
  2. 置き場所が悪いと、熱感知器が反応して発報する。
  3. 着火に火花が飛んだり、本体がかなり熱くなる。
  4. ディスプレイ・電子機器・食器などはしっかり養生する。

水タイプ

煙タイプとは異なり、水を反応させることにより煙を発生させます。

このタイプで注意すべきポイントは次の2つです。

  1. 煙感知器に反応するので、しっかり養生する。
  2. ディスプレイ・電子機器・食器などはしっかり養生する。

霧タイプ

霧タイプは煙も熱も出ません。よっては、煙感知器や熱感知器を気にする必要はありません。

このタイプで注意すべきポイントは次の2つです。

  1. ガス感知器に反応する恐れがあるので、養生する
  2. ディスプレイ・電子機器・食器などはしっかり養生する。

不動産屋に連絡・確認するべき2つの理由

燻煙剤のタイプの説明で度々

火災報知器発報による、消防出動

煙感知器や熱感知器は場合によっては、セキュリティ会社に情報が飛ぶようになっており、場合によってはそのまま消防に連絡が入り、消防車が出動・・・という騒ぎになることも。歌山県紀美野町の役場のHPにも注意事項として掲載されています。

また、近隣の人が煙を見て家事と勘違いする場合もありますので、大家さんや不動産管理会社に連絡をして、燻煙剤を使用事を周知徹底してもらった方が安全です。

薬剤が近隣の部屋に拡散する事による事故

部屋はきっちり隙間埋まって居るようで、エアコンの取付部や証明の取付部など、僅か隙間が存在します。その隙間から薬剤が上下左右の部屋に漏れる場合も考えられます。また、通気口が思わぬ場所に通じていて、そこから別の部屋に殺虫剤が流れ込むという可能性も考えられます。

実際、消毒会社で働いていた時、隙間から殺虫剤が漏れて、隣の部屋にいた人が殺虫剤を吸ってしまった、通気口が別の部屋に通じていて、通気口の先の観賞魚が殺虫剤成分で死んでしまった、といった事故があるから気をつけろと口酸っぱく言われました。

殺虫剤の成分には魚毒性が強い「ピレスロイド系」と呼ばれる殺虫成分があります。また、爬虫類に対する毒性も強いです。

殺虫剤の成分や安全性の解説を書くと長くなりますので、別の記事でまとめたいと思います。

まとめ:燻煙剤を使う時は十分注意しましょう!

以上、燻煙剤を集合住宅で使用する時に知っておくべきポイントと注意点でした。

燻煙剤はドラッグストアで気軽に購入し、使用することが出来ますが、事故が起きた時は結構大騒ぎになるケースもあります。

ラベルの使用上の注意をよく読み、安全に害虫を駆除しましょう!

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